病気やけがをしたときに、もしその医療費を全額自己負担しなければならないとしたら、たいへんです。大きな手術や入院が長期にわたる場合には、医療費が支払いきれなくなり、必要な医療を受けられないことにもなりかねません。
そこで、働いている人たちが収入に応じて保険料を出し合い、会社も保険料を負担して、病気やけがをしたときに、わずかな負担で安心して医療を受けられるように設けられたのが健康保険です。
病気やけがをしたときの医療の給付だけでなく、いざというときに経済的負担がかさまないよう、出産や死亡のときにも給付（現金給付）があります。

日本では、誰もが安心して医療を受けられるように、職業や年齢などに応じてすべての人が医療保険に入ります。これを国民皆保険制度といいます。私たちの健康保険組合は、職域保険に分類されています。